本日はMOTO GUZZIのモデルの中から『V9 BOBBER(ボバー)』をご紹介したいと思います。
V9 BOBBERは以前ご紹介したV9 ROAMER(ローマー)のカスタム車両のような位置づけ。
名前の通り最近人気の“ボバースタイル”を取り入れた姿になっています。
ボバーとは1930~40年代にアメリカで流行したダートトラックレースのレース車両を真似たカスタムスタイル。
軽量化を求め無駄なものをそぎ落としていく手法でフェンダーを短くカットしたり、ライディングポジションが
低く構えられるようハンドルを低めに設定したりというのが代表的なカスタムです。
ちなみに語源はフェンダーをカットする所から「短く切り落とす」という意味のbobbからきています。
ここからは先日さっそくV9 BOBBERをご納車させて頂いたお客様の車両をちょっとお借りしながら
細かな部分をご紹介したいと思います。
全体的にマットカラーで統一され無骨なイメージ。
まず目を引くのは極太のタイヤですね。
V9 BOBBERの最大の特徴と言っていいと思います。
ただこれが乗ってみるとこのタイヤサイズからは想像もつかないほど切り返しが素直で
非常に乗りやすくまとまっています。
マットブラックのボディカラーにオレンジのグラフィックが良いアクセント。
タンクキャップはオプションの鍵付きタイプが装着されています。
MOTO GUZZIのアイデンティティである縦置きVツインエンジンもマットブラックで統一。
張り出しているせいもあってか非常に重厚感があります。
MOTO GUZZIが歩んできた96年という長い歴史の重みを表現しているかのようです。
メーターはシンプルな一眼。
無駄なものをそぎ落としていくボバースタイルらしいメーターです。
しかし一方で必要な物はしっかりと追加もされています。
それがこちら。
USBソケット。これがついているのは非常にありがたいですね。
そしてこれは純正アクセサリーではないのですが、お客様からETC取付の
ご要望がございましたので雰囲気に合うETCケースもご用意させて頂きました。
細かいところもこだわっており、ネジなんかも凝った作りをしています。
さすがイタリアといったところ。
ABSやトラクションコントロールも装備し、安全性も高まっています。
カラーラインナップは2色。
これまでの写真の『マッシブブラック』と・・・
スポーツグレーではタンクのグラフィックも違う色になっています。
どちらも良い色をしていますね。
モーターサイクルジャーナリスト/佐川氏による試乗インプレッション、動画もございますので
こちらもご参考にして頂ければと思います。
≪MOTO GUZZI/V9 BOBBER試乗インプレッション≫
≪オフィシャルホームページはこちら≫
無骨なボバースタイルにMOTO GUZZI伝統の張り出したエンジンがよりワイルドさを惹きたてながらも
落ち着いた大人の雰囲気も併せ持つV9 BOBBER。
時にヤンチャに、時にジェントルに。そんな楽しみ方が出来る1台です。